バーチャルオフィスの電話秘書サービス完全ガイド|料金相場・選び方・法律の注意点まで徹底解説

バーチャルオフィスの電話秘書サービス完全ガイド

電話が鳴るたびに手を止めていては、いつまで経っても本業に集中できません。
かといって、会社用の電話番号がないままでは対外的な信用も得にくい。

多くの起業家やフリーランスが抱えるこのジレンマを解決するのが、バーチャルオフィスの電話秘書サービスです。専用の電話番号を持ちながら、応対そのものはプロに任せられるため、時間を奪われずに事業の信用力だけを底上げできます。

ただし中身は事業者ごとにかなり差があります。対応時間、料金体系、無料通話枠、通知手段などが異なるため、自社の受電状況に合わないプランを選ぶと、割高になったり対応漏れが起きたりします。

本記事では、電話秘書サービスの基本的な仕組みから電話転送との違い、メリット・デメリット、そして失敗しない選び方までを整理しました。導入を検討している方は、判断材料としてお役立てください。

目次

バーチャルオフィスの電話秘書サービスとは?

バーチャルオフィスの電話秘書サービスとは?

バーチャルオフィスの電話秘書サービスとは、自社専用の固定電話番号(03・06など)を利用し、その番号への電話をプロのオペレーターが代行して対応するサービスです。

オペレーターはあなたの会社の事務スタッフとして丁寧に応対し、聞き取った用件や相手先の連絡先を、メールやチャットツールを通じて即座にあなたへ報告してくれます。

これにより、オフィスを持たないスモールビジネスであっても、まるで常駐の事務員を雇っているかのようなスマートな顧客対応体制を整えることができます。

バーチャルオフィスで電話秘書を導入する3つのメリットと必要性

バーチャルオフィスで電話秘書を導入する3つのメリットと必要性

バーチャルオフィスにおいて住所だけを借りるのではなく、電話秘書サービスを併せて導入することには多くのメリットがあります。

ここでは、特に起業家やフリーランスが直面しやすい課題にフォーカスし、なぜこのサービスが必要とされているのか、その3つの大きな理由を解説します。

【メリット1】コア業務に100%集中でき、生産性が飛躍的に向上する

起業したばかりの頃や一人でビジネスを運営しているフリーランスにとって、時間は最も貴重な資産です。

しかし、開発や営業、クライアントワークなどの重要な作業中に突然電話が鳴ると、作業の手を止めざるを得ず、脳の集中力(マルチタスクによる弊害)が著しく低下してしまいます。

電話秘書サービスを導入していれば、プロのオペレーターが一次対応を代行してくれるため、あなたは一切電話を気にする必要がありません。

本当に注力すべきコア業務(サービスの開発、営業提案、重要顧客への個別サポート等)に100%専念できる、生産性の高い仕事環境を手に入れることができます。

【メリット2】人件費を抑えて「会社の信頼性」と「丁寧な顧客対応」を両立できる

「自分で常に電話に出る余裕はないが、事務スタッフを雇うほどの資金的な余裕もない」というジレンマを抱える経営者は少なくありません。

実際にパートや正社員を1人雇用するとなると、求人広告費、毎月の人件費、社会保険料、さらにはマナー教育などの手間とコストが重くのしかかります。

一方で、バーチャルオフィスが提供する電話の秘書代行サービスであれば、月額数千円〜数万円という圧倒的な低コストで導入が可能です。

訓練されたプロのオペレーターが「〇〇会社でございます」とワンランク上の丁寧な対応を代行するため、対外的な会社の社会的信頼性もしっかりと担保できます。

【メリット3】しつこい営業電話をプロがカットし、余計なコールオーバー料金も防止

起業して登記情報が公開されると、各種勧誘やしつこい営業・営業代行からの売り込み電話が急増します。これらを自分で1本ずつ相手にしていると、精神的なストレスが溜まるだけでなく、貴重な時間を大幅に浪費してしまいます。

電話秘書を利用すれば、こうした不要な営業電話もプロのオペレーターがスマートに断り、自社まで通さないようにシャットアウトしてくれます。

さらに、ワンストップビジネスセンターをはじめとする一部のバーチャルオフィスでは、「明らかな営業・勧誘電話は受電報告を行わず、コール数(受電件数)にもカウントしない」という独自の運用を採用しています。

そのため、不要な営業電話による無駄な追加料金(コールオーバー料金)の発生を抑え、コストパフォーマンスの向上につながります。

バーチャルオフィスにおける電話秘書と転送電話・セルフ対応の違い

バーチャルオフィスにおける電話秘書と転送電話・セルフ対応の違い

バーチャルオフィスの電話関連サービスには、電話秘書のほかに「転送電話」や「セルフ対応」といった選択肢もあります。

それぞれ費用感や対応の手軽さが異なるため、違いを理解しないまま契約すると、思っていたサービスと違ったというミスマッチが起こりがちです。

ここでは代表的な選択肢を比較しながら、自社に合った形を見極めるポイントを解説します。

【転送電話との違い】自分で出るか、プロのオペレーターに任せるか

「転送電話プラン」は、バーチャルオフィス宛てにかかってきた電話を、あなたのスマートフォンへダイレクトに転送する仕組みです。

しかし、この方法では「移動中や商談中、運転中などは電話に出られない」「プライベートの時間にも仕事の電話が鳴り響き、オン・オフの切り替えが難しい」といった大きな課題が生じます。

対して「電話秘書プラン」であれば、オペレーターが代理で電話を受けて要件を確認し、チャットやメールで内容を文字にして通知してくれます。

着信履歴が残らずに顧客からの連絡を逃してしまう心配が100%なくなり、あなたは手の空いたタイミングで落ち着いて折り返し連絡を行うことができます。

比較項目転送電話プラン電話秘書プラン
対応者自分自身(スマホで受話)プロのオペレーター
商談中・移動中出られないことが多いオペレーターが100%対応
プライベートの確保24時間いつでも鳴るため難しい営業時間内はすべてお任せ
対応の丁寧さ自身の声(状況によっては雑音が入る)常にマナーの行き届いた会社対応

【セルフ・システム対応との違い】留守電転送からクラウドPBXまで、最適な使い分けロードマップ

「起業初期からいきなり毎月数万円の電話秘書を契約すべきか」と迷う方も多いでしょう。

バーチャルオフィス各社は、有人対応のほかに、コストを限界まで抑えた「システム対応・セルフ対応」も用意しています。

これらを事業の成長フェーズに合わせて使い分けるのが、賢い起業ロードマップです。

STEP
完全セルフ(格安運用期)

GMOオフィスサポートが提携している「03plus(クラウドPBX)」などを使い、オペレーターを挟まずに会社の固定番号(03など)を自分のスマホアプリに紐付けます。月額数百円から運用でき、自分が直接発着信できるため、最安かつシンプルに開始できます。

STEP
格安システム対応(自動化・EC物販期)

NAWABARIなどが提供している「留守電・用件転送サービス」を活用します。共通の電話番号に流れる自動ガイダンスなどで「用件と折り返し先」を吹き込んでもらい、その音声データが自動で登録メールアドレスに届く仕組みです。有人対応よりも圧倒的に安く、作業の邪魔をされません。

STEP
有人個別秘書(本格的な事業成長期)

取引先が急増し、折り返し確認のスピードや丁寧な一次対応による「会社のブランド・信頼」が重要になってきたら、レゾナンスやワンストップビジネスセンターなどの有人オペレーターによる個別秘書代行へアップグレードします。

電話秘書サービス付きバーチャルオフィスを選ぶ際の5つの比較ポイント

電話秘書サービス付きバーチャルオフィスを選ぶ際の5つの比較ポイント

一口に電話秘書サービスといっても、料金体系や対応範囲はサービスによって大きく異なります。

契約後に「思っていたのと違った」とならないよう、ここでは申し込み前に必ずチェックしておきたい5つの比較ポイントを紹介します。

【ポイント1】対応時間と曜日は自社の営業形態に合致しているか

土日にも稼働するビジネスや、夜間の問い合わせが多いECサイトなどを運営している方は特に注意が必要です。

多くの電話秘書サービスは「平日9:00〜18:00」を基本の対応時間としており、それ以外の時間帯はカバーされないケースが一般的です。

自社のターゲット顧客が、実際に電話をかけてくる曜日や時間帯をあらかじめ洗い出しましょう。

そのうえで、契約するサービスの対応時間が、それらの曜日や時間帯を十分にカバーできているか事前に確認しておくことが重要です。

【ポイント2】基本料金に含まれる「無料コール数」と「超過料金(コールオーバー)」

月額料金の安さだけで契約先を決めてしまうと、後から想定以上の高額請求が来て後悔することがあります。

多くのサービスでは「月20回まで」「月50回まで」といった無料通話枠が基本プランに設定されています。

それを超えた分については「1コールあたり150〜200円」前後の追加料金(コールオーバー)が発生するのが一般的な相場感です。

自社の想定受電件数をあらかじめ見積もったうえで、無料枠と超過料金のバランスが取れたプランを選ぶことをおすすめします。

【ポイント3】受電報告の「通知スピード」と「連携チャットツール」

普段メールをあまりチェックしない方や、社内連絡をすべてSlackやLINEで完結させているという方も多いのではないでしょうか。

電話秘書サービスの中には、受電報告をメールのみで行う事業者もあれば、LINE・Slack・Chatworkといったチャットツールに即時通知してくれる機能を備えた事業者もあります。

対応漏れを防ぎ、スピーディーに折り返し対応を行うためにも、自社が普段使っているツールと連携できるかどうかは見逃せない選定基準です。

【ポイント4】不審な営業電話を排除する「フィルタリング機能」の有無

無駄な費用の発生を防ぐうえで、非常に重要なチェックポイントがこのフィルタリング機能です。

サービスによっては、営業電話であっても通常の着信と同じく1回とカウントされ、コールオーバー料金の対象になってしまうことがあります。

一方で、明らかな営業電話は除外してカウントしないというサービスも存在します。

この違いは月々の実質コストに直結するため、契約前にしっかり確認しておくことで、コストパフォーマンスを最大化することができます。

【ポイント5】通話接続(内線転送)や通話録音などの「オプション機能」の充実度

士業やコンサルタント、緊急性の高いサポートを必要とする事業者の場合、単なる「折り返しの伝言預かり」だけでは不十分なケースがあります。

「至急の用件だけ、オペレーターから自分の携帯へ即時転送(内線転送)してほしい」という場合に対応できる通話接続オプションがあるか確認しましょう。

また、対応内容の聞き間違いを防ぐために、「通話録音機能」が利用できるかどうかも確認しておきましょう。

さらに、将来的に自社のマニュアルに沿った柔軟な応答を依頼できるカスタマイズプランがあるかどうかも、サービスを比較するうえで重要なポイントです。

電話・秘書サービスが使えるおすすめバーチャルオフィス

電話・秘書サービスが使えるおすすめバーチャルオフィス5選

ここまで紹介してきた比較ポイントを踏まえたうえで、実際に電話秘書サービスを提供している、あるいは提携によって利用できるバーチャルオフィスを5つ厳選して紹介します。

それぞれ強みが異なるため、自社の状況に合わせて比較検討してみてください。

【Karigo】全国60拠点の信頼感&研修を経たプロが支える「オレンジプラン」

Karigo(カリゴ)は、2006年創業で累計6万社以上の実績を誇る老舗バーチャルオフィスです。同社が提供する「オレンジプラン」は、一等地の住所に加え、厳しい研修をクリアしたプロのオペレーターによる高品質な電話秘書サービスが標準でパッケージングされています。

最大のメリットは、全国60拠点以上のどのオフィスを契約していても、同一の洗練された電話応対サービスをワンストップで受けられる点です。受電から原則2時間以内に内容をメール送信してくれるため、地方を拠点にしながらも、都心の大企業に劣らない手厚い顧客対応を維持してビジネスを軌道に乗せたい経営者に最適です。

項目電話代行サービス内容(オレンジプラン)
初期費用5,500円〜(入会金)+ 月額会費2ヶ月分
電話秘書プラン料金オレンジプラン:10,400円〜/月(住所+電話代行)※料金は拠点により異なります
他プランの電話対応・ホワイトプラン(3,300円〜/月)で電話オプションを追加可能・ブループラン(8,300円〜/月)で自動の転送電話サービスを利用可能
電話サービスの特徴厳しい応対研修や関連資格を持つ専門オペレーターによる代行・原則2時間以内の迅速な受電内容メール報告・利用者専用の個別固定電話番号の貸与・コア業務や営業活動に100%専念できる環境づくりを支援

創業20年バーチャルオフィスのパイオニア

【レゾナンス】圧倒的コスパ&LINEやSlackなどチャット連携が強みの電話秘書

レゾナンスは、業界トップクラスの低価格でありながら、スピード感溢れる高機能サービスを提供するバーチャルオフィスです。

同社の「電話秘書代行セットコース」は、月額料金の中に「月50コール分」の有人オペレーター対応が含まれているという、抜群のコストパフォーマンスを誇ります。

受電内容は、メールだけでなくLINE、Slack、Chatworkなどの主要ビジネスチャットへ即座に通知・転送されるため、外出先や移動中でも素早く顧客の要件をキャッチできます。機動力とスピードを最優先する現代のスモールビジネスやスタートアップに最もおすすめの選択肢です。

項目電話代行サービス内容(電話秘書代行セット)
初期費用5,500円(入会金)+ 1,000円〜(デポジット)
電話秘書プラン料金電話秘書代行セットプラン:3,190円〜6,050円/月(月50コール分込)
他プランの電話対応月額990円(最安プラン)に、必要に応じて転送電話や電話秘書オプションを追加可能
電話サービスの特徴LINE、Slack、Chatwork等への即時受電通知で対応漏れを防止・平日9時〜18時まで、プロのオペレーターが貴社名で丁寧に応対・専用固定番号(03・06・045など)の付与・外出先への内線取次や、応対内容の電話報告オプションあり・フリーダイヤル(0120等)での受付体制も構築可能

月額たったの990円で法人登記もできる!!

【ワンストップビジネスセンター】「営業電話は無料!」無駄なコール費用を防ぐ安心設計

全国に多数の拠点を持つ老舗のワンストップビジネスセンターは、法人の信頼性と無駄のないコスト管理を最重視したい経営者におすすめです。

同社の「プレミアムプラン」では、一等地の住所利用とともに、高品質な電話秘書サービスをワンストップで利用できます。 最大の強みは、「明らかな営業・売り込み電話は無料(カウント対象外)」とするポリシーを徹底している点です。

これにより、不要な売り込みによるコール枠の消費(コールオーバー費用)を心配することなく、実質的な重要顧客からの電話対応だけを、安心してプロに委託することができます。

項目電話代行サービス内容(プレミアムプラン)
初期費用10,780円(税込)
電話秘書プラン料金プレミアムプラン:16,280円/月(電話秘書代行付)
他プランの電話対応・ビジネスプラン:9,790円/月(専用電話・転送電話・FAX付 ※オペレーター応対なし)・エコノミープラン:5,280円/月(基本機能のみ)
電話サービスの特徴・**営業・売り込み電話はカウント対象外(コール無料)**の安心システム・プロによる高品質な電話秘書代行(プレミアムプラン限定)・利用者専用の個別固定電話番号(03番号等)を付与・指定先へのリアルタイムな電話転送や、共通FAX受信・転送

起業から法人運営までワンストップで支援

【ユナイテッドオフィス】スマホからリモートで「自動転送」と「秘書対応」を賢く切り替え

ユナイテッドオフィスは、都内一等地(渋谷・青山・銀座等)のブランド力と、効率的な電話運用をスマートに両立したい人に向いています。

同社の「テレボックスⅡプラン」は、12ヶ月前納を選択することで、月額換算7,700円(税込・20コール無料)という極めてリーズナブルな価格で本格的な電話秘書サービスが利用可能です。 最大の魅力は、自分のスケジュールに合わせて、スマホからのリモート操作により「携帯への自動転送」と「オペレーター応対(秘書代行)」を自由かつリアルタイムに切り替えられる点です。

自分が対応できる時間は直接スマホで出てコール枠の消費を防ぎ、会議中や打ち合わせ中のみ秘書に任せる、といった賢いハイブリッド運用が可能です。

項目電話代行サービス内容(テレボックスⅡ)
初期費用5,500円(初回登録料)※学生、2社目以降は無料
電話秘書プラン料金テレボックスⅡプラン:7,700円〜/月(12ヶ月前納時・20コールまで無料)
他プランの電話対応・テレボックスⅠ:4,400円〜/月(03番号受発信・スマホでの転送受電用)※無料枠超過後は21コール目から160円/回の従量課金
電話サービスの特徴スマホから「自動転送」と「秘書応対」をいつでもリモート切り替え・20コールの無料枠を活用した賢い節約運用が可能・専用固定番号(03または050)の提供・共有FAX受信転送サービスが標準付帯

皆様から信頼されて実績21年

【NAWABARI】EC事業者特化!業界最安水準の要件転送から、21時までの本格代行まで

BASE、MakeShop、ShopifyなどのECストア運営者から圧倒的な支持を集めるNAWABARIは、ショップの成長フェーズに合わせて電話応対の強度を柔軟に選べる点が特徴です。

月額1,100円(税込)からの格安基本プラン内に、共通番号を使った「電話用件・留守電転送」が標準でパッケージングされています。スタッフが受電内容の要点をまとめてマイページやチャットツール(LINE、Slack等)へ転送してくれるため、これだけでも初期のネットショップ運営には十分対応可能です。

さらに、ショップの規模拡大に伴い「個別専用番号での顧客対応」が必要になれば、平日対応の「電話代行A(月額3,800円〜)」や、土日祝・夜間21時までカバーする「電話代行B(月額11,000円)」へ、柔軟にステップアップできます。

項目電話代行サービス内容(EC・ビジネス向け)
初期費用0円(※キャンペーン適用時)
電話秘書プラン料金・基本プラン+電話代行A:4,900円〜/月(平日のみ専用番号代行)・基本プラン+電話代行B:12,100円〜/月(土日祝・夜間21:00まで対応)
他プランの電話対応月額1,100円の基本プランに「共通番号での要件要約・留守電転送」が標準付帯
電話サービスの特徴土日・祝日や夜間(〜21:00)の受電までカバー可能(電話代行B)・LINE、Slack、Chatwork等へ受電した要約内容を即座に通知・ショップ専用の個別「03」または「050」番号を提供・24時間の自動着信転送や、メール連携のインターネットFAX

法人登記・郵便転送・会議室利用も業界最安値水準

バーチャルオフィスで電話秘書を契約・利用する際の3つの注意点とデメリット

バーチャルオフィスで電話秘書を契約・利用する際の3つの注意点とデメリット

バーチャルオフィスの電話秘書サービスは非常に便利ですが、事前にデメリットや注意点を把握しておかないと、大きなトラブルに発展する可能性があります。

導入前に、特に注意すべき3つのポイントを解説します。

オペレーターの対応品質が「会社の顔」になるリスク

電話秘書は、電話をかけてきた相手にとって会社の第一印象を決める存在です。

格安すぎる事業者を選んでしまうと、オペレーターの対応品質にばらつきがあり、自社の大切な顧客に対して不親切な応対をされてしまい、結果として会社全体の評判を下げてしまうリスクがあります。

料金の安さだけで判断せず、実績や口コミ、運営会社そのものの信頼性もしっかり確認したうえで選ぶことが大切です。

予想以上の受電による「コールオーバー(追加料金)」の発生

広告キャンペーンの開始時や、予期せぬメディア掲載、ビジネスの繁忙期などには、一時的に想定以上の電話が鳴り響くことがあります。

このとき、プランの上限を超えた分のコールオーバー料金が「1受電につき110〜200円」のペースで加算されていきます。これにより、月末に予想をはるかに上回る請求が来て予算オーバーを招くリスクがあります。

事前に「コール数超過の通知制限やアラート設定があるか」「急な増加時に柔軟に上位プランに切り替えられるか」を必ず約款やプラン内容で確認しておきましょう。

複雑なカスタマーサポートや専門的な問い合わせには直接対応できない

電話秘書サービスに過度な期待を寄せてしまうと、導入後にギャップを感じることがあります。

電話秘書はあくまで「一次受付」、つまり伝言預かりや折り返し対応の案内が主な役割です。

製品の詳しい仕様に関する説明や、トラブル・クレームの最終的な解決など、専門知識を要するやり取りについては、結局のところ自社で折り返し対応する必要があります。

この役割分担をあらかじめ理解したうえで導入することが、電話秘書を上手に使いこなすコツです。

バーチャルオフィスの電話秘書サービスが向いている人・向いていない人

バーチャルオフィスの電話秘書サービスが向いている人・向いていない人

同じ電話秘書サービスでも、事業のスタイルによって「向いている」「向いていない」がはっきり分かれます。

導入して後悔しないためにも、自分の働き方や事業内容と照らし合わせながらチェックしてみてください。

バーチャルオフィスの電話秘書が向いてる人

  • 開発や営業、制作など、コア業務に集中したいフリーランス・起業家
  • 事務員を雇うほどの予算はないが、対外的な信頼感は落としたくない経営者
  • 営業電話や勧誘電話への対応にストレスを感じている方
  • 社内連絡をLINEやSlackなどのチャットツールで完結させたい方
  • 士業やコンサルタントなど、緊急の電話だけは確実に受けたい方

電話対応に時間を取られず、本来の業務に集中したい方や、少ないコストで会社としての信頼感を高めたい方には、電話秘書サービスがおすすめです。

顧客対応の品質を維持しながら、業務効率の向上も期待できます。

バーチャルオフィスの電話秘書が向いてない人

  • 受電件数がほとんどなく、たまにかかってくる電話は自分で十分対応できる方
  • 専門的な商品説明やクレーム対応まで含めて、電話一本で完結させたい方
  • 24時間365日、深夜早朝を問わずリアルタイムの電話対応が必須な業種の方
  • できる限り初期費用・月額費用を抑え、セルフ対応で十分と考えている方

一方で、電話対応の頻度が少ない方や、専門的な説明・24時間対応が必要な業種には、電話秘書サービスが適さない場合があります。

自社の業務内容や電話対応のスタイルを踏まえ、必要性を見極めて導入を検討しましょう。

バーチャルオフィスの電話秘書サービス導入の流れとよくある質問

最後に、実際にバーチャルオフィスの電話サービスを導入する際の流れと、よくある疑問についてまとめました。

申込みから利用開始までの基本ステップ

バーチャルオフィスの住所契約および電話秘書サービスは、以下のシンプルなステップで簡単に利用を開始できます。

  1. お申込みと審査: 希望の住所・電話プランを選択してWeb等から申し込みます(犯罪収益移転防止法等に基づき、公的本人確認書類の提出による審査が行われます)。
  2. 専用番号の発行: 審査に通過後、バーチャルオフィス側から自社専用の固定電話番号(03、06など)が即座に割り当てられます。
  3. 応答マニュアルの設定: オペレーターに名乗ってほしい「会社名(または屋号)」や、不在時の「一時対応のトーク内容(例:担当は終日外出しているため折り返す旨など)」、通知先のメールやチャット連携を設定します。
  4. 利用開始: これだけで、早ければ数営業日以内にプロの秘書による受電代行がスタートします(サーブコープなど一部のグローバル大手では、オンラインによる迅速な手続きで、これら通信・秘書パッケージを極めてスピーディーに利用開始できる事例もあります)。

よくある質問(Q&A形式)

Q. バーチャルオフィスでも「03」などの市外局番番号は必ず取得できますか?

A. はい、多くの事業者で取得可能です。

ただし、電気通信事業法の改正および厳格化に伴い、固定番号の取得には「法人の登記情報や契約者の居住地・実店舗住所の確認(本人確認手続き)」が法律で義務付けられています。これらをクリアできれば、安心して「03(東京)」や「06(大阪)」などの一等地の市外局番を取得できます。

電話秘書代行と電話転送はどちらがおすすめですか?

A. 「コスト重視」か「信頼・業務集中重視」かによって異なります。

ご自身でいつでも電話に出て柔軟に対応できる時間がある場合は、基本料が安価な「電話転送」がおすすめです。一方、会議が多く電話を取り逃したくない、あるいはマナーの行き届いた会社としての信頼度を上げたい場合は「電話秘書代行」を選択するのが最善です。

営業時間外や土日祝日の電話対応はどうなりますか?

A. 多くの有人電話秘書サービスは「平日9:00〜18:00(または17:00)」が基本の稼働時間となっており、時間外は自動音声や留守番電話での対応に切り替わります。

もし土日や夜間の対応も必要とするビジネス(ECサイトなど)の場合は、NAWABARIのように土日・夜間(〜21:00)までカバーするオプションプランを契約するか、留守電転送システムを併用するのが最適です。

まとめ:電話秘書サービスを活用して、本業に集中できる環境を整えよう

まとめ:電話秘書サービスを活用して、本業に集中できる環境を整えよう

電話秘書サービスは、単に電話を代行してもらうだけでなく、自分の時間をコア業務に取り戻すための投資です。

外出や商談が多く、折り返しのタイミングを自分で管理したいならユナイテッドオフィスのリモート切り替えが便利ですし、LINEやSlackでの即時共有を重視するならレゾナンスの通知連携が強みになります。

営業電話に悩まされてきた方はワンストップビジネスセンターのカウント除外ポリシーが実質的なコスト削減につながり、EC物販で受電より受注対応を優先したいならNAWABARIの格安転送プランが現実的です。拠点数と老舗の実績で長期的な信頼を築きたいならKarigoが候補になります。

大切なのは、月に何件の電話が来て、そのうち何件を人に任せたいのかを一度数字にしてから比較することです。この記事を参考に、自社の受電状況を棚卸しして、電話対応に振り回されない事業運営を目指してください。

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